親友の死

脚白の死、自分の気持ちの整理の為、時系列で書いた。

5月17日、午後4時頃
朝から布団の上で寝て居た脚白が外へ出て行く。
ドライフードは、チョコチョコ食べていたと認識(あいまい)

午後6時頃
クロときな仔が帰って来る、風呂場前や、椅子の上で交互に寝ていた。

午後8時過ぎ
脚白は帰って来ないが、きな仔とクロにご飯を出す、
脚白の分はラップに包んで待つ。

5月18日午前2時
脚白が帰って来ないが、多分何処かに潜り込んでいるんだろうと、探さずに就寝。
※(ここで捜しに行くべきだった。)

午前8時頃
部屋にはクロだけ、外できな仔と遊ぶ、お向かいの奥さんと階下のオジサンの会話を聞く、
奥さんの「上に居ると思ってたんだけど。。。(ぼそ!ぼそ!・聞き取れず)」
※きな仔の事かと思った。
※玄関からチラっと見た時、マンションの緑地を覗き込んでいたし、その後のきな仔が別の場所の垣根から、階下の部屋を覗いているとの会話になり違和感を持ちながら、その後の自分の予定の為に、その矛盾を無視してしまった。。。
想像:脚白が何処かに倒れて居たか、隠し部屋でぐったりしていたのを目撃していたはず。

午前9時
遊びに行くので外へ出て、お二人に挨拶する。
特に挨拶以外の会話は無かった。
※後の予定に支障きたしても、「脚白見ませんでした?」と言うような一言掛けるべきだった!

午後22時頃帰宅
クロときな仔は帰ってきたが、脚白の姿が見えず、さすがに心配になって、探しに出ると、
お向かいの隠しベッドに脚白が、寝ているのかと思って起してみるが反応が鈍い、
身体をゆすってみて、身体が硬直気味なのに気づく、慌てて懐中電灯を持って来て、
身体をまさぐってみると全身に硬直が見られ、下半身が濡れていた、
引きずり出そうとしたが、植木が邪魔で出せない、脚白の状態を見てもう“ダメ”ではと直感的に感じた、諦めかけた時、脚白がよろよろと奥から出て来た。
(思えばこの時救急外来を探して、飛んで行けば間に合ったかも知れない。)

とにかく部屋に連れ帰り、タオルを巻いてひざに抱きながら水や、仔猫用ミルクを飲ます、
取り合えず吐かずに飲み込んだので、暖めながら様子を見た。
※(身体が冷たくなってるのは判っていたのに、判断が遅い。)
その間に救急外来の病院を幾つか検索してブックマークし、症状から何が原因か捜して居た。

※(大抵の医院は「時間外、出来る限り対応します、になっているが、その中の医院へ行くべきだった、大病院は、責任回避の手続きが多く、治療が間に合わないと実感した。)

硬直し、よだれが少量出ている、激しい下痢の跡と思って居た湿りは、水で洗った後だった、
外で、脚白を呼ぶお向かいの奥さんの声が聞こえる、洗ったのは奥さんと確信する。

午前2時
二、三歩、歩いたりしていた脚白に多少の安心を抱いて、抱いたまま横になっていた時、脚白が今まで飲ませた物を全て吐いた、
もう!これは限界だと思い、車に乗せ病院に電話しながら急行した、

午前2時15分頃
病院に着き問診が始まる。

午前2時45頃検査開始
(とにかく助けてくれとお願い!)

午前3時20分検査結果の説明
医者「かなり金が掛かる。。。6万程度」
俺「最初から10万程度は覚悟している!」
※肝臓のダメージを示す数値と、尿素の数値が異常に高い!「危険な状態」を連呼、俺は「発見が遅れて、体温が低いと言う事の意味は判って居る!」と言うが説明を続ける。

※この医者に不信感を持った理由は、肛門周りに居た“虫”を見て“腸内寄生虫(正体不明)”と判断したところだ、俺は何度も死に掛けの仔猫を見ているが、間違いなく“蛆”病状とはまず関係無い!そんな事で寄生虫による内臓疾患を疑ったから。(ただ、それを見た瞬間、この状態になって、助かった猫も知らないから、見た時に覚悟を決めたので、反論もしなかった(出来なかった)。)
午前3時50分
点滴治療を開始し、2・3日入院させると言う事で、帰宅の途に着く。

午前4時
チェーンストークになったと携帯に連絡(そうなる前に治療開始して欲しいから深夜に連れて行ったのに。。。)。
治療(延命措置)の中止を依頼し、遺体を引き取りに向かった。

午前4時10分
口とお尻に綿を突っ込まれた脚白の遺体を引き取った。。。


家にクロときな仔がまだ来てくれてるので、何とか落ち着いている、そんな2匹も月曜の晩は、脚白を捜す様に、深夜まで近所を徘徊していた。
クロには脚白の遺体と対面させたのにね、遺体にネコパンチしたり、脚を舐めてるクロを見て、いたたまれなかった。。。